(2002年1月2日)
気がついてみたら、この自己紹介のページを、まったく更新しないまま2年近くたってしまいました｡
その間、再保険のサービス会社を設立し、それを解散、清算し、それと同時進行で新しい会社を立ち上げ、約半年が経ちました｡
生命保険の再保険の仕事は日本では十分面白い、意義のある仕事だと思いますが、まだ時期が熟していない、というか、すぐに十分なビジネスが期待できるほどマーケットが成熟していないように思います｡
アイエヌジーの生命保険の再保険会社は、どちらかといえばアイエヌジーのアメリカのほうの事情で閉鎖が決定されました｡
2000年 3月 1日 アイエヌジー・リ・サービス株式会社設立
2001年 2月19日 アイエヌジー、日本における生命保険の再保険事業の停止を決定
2001年 4月19日 アイエヌジー・リ・サービス株式会社 全従業員解雇
2001年 6月29日 アイエヌジー・リ・サービス株式会社 解散の株主総会
2001年11月28日 アイエヌジー・リ・サービス株式会社 清算結了の株主総会
2001年12月21日 アイエヌジー・リ・サービス株式会社 清算期間の確定申告
といったスケジュールで、数年間の準備期間の後、ようやく設立した会社を一年もたたずに閉めることに決定し、しかし、実際に全ての作業を終了させるのに約1年かかった、ということです｡
その間、居場所がなくなると困るので、
2001年5月16日 アカラックス株式会社設立
始めのうちは私以外の社員はいなかったのですが、その後、7月1日に2人、9月1日に1人、11月1日に1人と、順調に社員が増え、今では5人のオフィスになっています｡
アイエヌジー・リ・サービス設立当初の目標どおり、日本に生命保険の再保険のマーケットを広げる活動はそのまま続けるつもりですが、これだけではおまんまの食い上げになってしまうことが明らかなので、これと同時に、色々なコンサルティング（というのは、ある意味で、何でも屋のサービス、というのと同じような意味です)をして生き延びるつもりです｡
とにかく、2001年中に、前のアイエヌジー・リ・サービスの解散・清算の手続きが完了し、今年からはアカラックスの仕事に専念できてよかったな、と思っています｡
生命保険に関すること、生命保険数理に関することで、何かお役に立てそうなことがありましたら、ぜひ、声をかけてください｡
(2000年3月5日）
2月末日で、14年近く働いた生命保険会社を退職しました。
前の生命保険会社と同じ資本（株主）が、日本で生命保険の再保険事業を始めたい、ということで、それを引き受けることになり、再保険のサービス会社を3月1日に設立しました。
昨今のように激変するビジネス環境の中で、再保険という仕組みで何ができるか考えてみたいと思っています。
（2000年1月20日）
まず、自己紹介しましょう。
名前は、坂本嘉輝と言います。
20年チョット前、大学を卒業して、日本の生命保険相互会社に入りました。
数理部門に配属され、仕事をしながらアクチュアリーの勉強をしました。
数年後に、運良く試験に受かってアクチュアリー会の正会員になることができました。
10数年前、外資系の生命保険会社に転職しました。
ここでも、数理関係の仕事を中心としながら、契約・保全・数理・経理・財務・総務・システム・企画などの仕事をしました。（どこまで本当に仕事をしたと言えるかどうかは疑問なしとはしませんが）
一つの会社が設立され、それが次第に会社の体をなしていく過程を実際に経験することができました。
この会社が支店形式から日本法人（株式会社）に組織変更をする、という過程も経験しました。
数年前から、日本アクチュアリー会の監事をしています。
監事というのは、商法に基づく会社の場合で言えば監査役にあたる仕事です。
ほぼ毎月のように開催される理事会に出席することと、決算の時に決算の数値の検証をすることが主な仕事です。
20年以上にわたって、アクチュアリー会の会員をしていますが、しっかりした勉強をしてそれを論文の形にまとめる、ということをしたことはありません。
その代わりに何らかの形でアクチュアリー会とその会員の皆さんのお役に立てないかと思い、このホームページ（HP)を立ち上げることにしました。
このHPが、私の希望どおり、少しでも日本のアクチュアリーとアクチュアリーに関心を持っている人たちに役に立てば幸いです。